今でもはっきり覚えてるわ。新宿の母に初めて相談に行ったときのこと。長年付き合っていた彼と大ゲンカして分かれて、身も心もずたずた。本当に私は新しい幸せな恋ができるんだろうかと思い悩んでいた。だって彼のことは大好きだったし、彼のことをずっと一途に思ってきたのだから。やっぱり、彼と別れたのは悔やんいた。別れたのは大きな間違いなんじゃないかって。頭がおかしくなるほどずっと悩んでいた。あのときまでは・・・
あるとき、同じように失恋して落ち込んでいた友達が、新宿の母に相談に行ったら、急に晴れた顔をして私のところにやってきた。彼女の話を聞いているうちに、私もいこうかなと思い立ち、新宿の母に会いに新宿まで行った。初めて新宿の母を見たとき、この人はつらいことをたくさん経験してきているんだなと直感的にわかった。やさしいそうなひとだなと思った。やさしい言葉使いで私の話を自分のことのように相槌をしながら聞いてくれて、涙が出てきてしまった。誰にも言えなかった私の悩み。誰も理解してくれないと思い込んでいた。やっと自分を理解してくれる人ができた喜びで、突然涙がでてきた。新宿の母は私をやさしくなだめて、私の恋が近づいてきていることを教えてくれた。元カレは本当に私が出逢うべきひとじゃなかったことも。だから、これでいいんだって。別れたのは正解だったんだって。 それから私は新たな恋が近づく足音を感じて、前を進んで行けた。そしてやはりそれは突然だった。
ピポンと一通のメール。誰からだろう？私のフェイスブックに来た一通のメール。私の働いている会社のお得意さん。彼のことはたびたび、受付にくるんで顔は覚えていた。すがすがしい風のような人だと思っていた。気になっていたのは確かだった。突然の連絡のお詫びを言いながら、デートのお誘い。この際駆け引きなし！一つ返事でオーケー。彼がいまの私の恋人。心を開いていてよかった。彼を素直に受け入れられてよかった。それもこれも新宿の母のおかげ。ありがとう。
